資産運用で成果を出している人には才能があるという勘違い

機関投資家として資産運用を仕事にしていました。今は、起業しつつ個人投資家で生きています。

 

「資産運用で成果を出している人には才能がある」からとの主張がありますが、その人に「未来や将来は誰にもわからない」という事実を確認してほしい。

 

きっと、「才能が〜」という人ほど、怪しい投資術を謳うセミナーに出席したり、情報商材を購入しているのではないでしょうか。

 

僕も新米機関投資家(20代前半)は1円でも損失を負うことが怖くて、怖くて、下方リスクばかりを気にしていましたし、中堅以上の先輩や上司には元から才能があったんだと思っていました。

 

でも、『未来や将来は誰にもわからない』という事実に気づいたときにすべてが変わりました。

 


資産運用で成果を出している人には才能があるという勘違い

ぶっちゃけて言えば、「資産運用で成果を出している人 = 才能のある」という理由で結論づけるというのは、成果を出している人に失礼です。

 

当然、圧倒的に努力している

資産運用で成果を出している人は、ほぼ全員が努力家です。

 

僕も才能やずば抜けた知性を持ち合わせているわけではない平凡な人間なので、人並み以上の努力をしています。

 

ただ、金融でとくに投資や資産運用の分野には天才や奇才が居て、そんな人と仕事をしたのも頑張らないと成果は出ないと知らしめられましたね。

 

どんな努力が必要なのか

多くの個人投資家(ミドルリスク・ミドルリターン)にとって資産運用は、敗者のゲームです。

 

よって、資産運用のルールを理解して、プレイヤーとしてミスをしないゲーム運びをするのですが、それには、『経験を積む』のと『知識を蓄える』を繰り返します。

 

小さな挑戦で成功の経験を積み、基本的な投資理論を蓄えていくことでステップアップしていきますが、これを継続する努力が必要となります。

 

僕の才能なしで努力だけの機関投資家人生

新卒で機関投資家になり、その後に起業するまでのキャリアです。

 

20代はとにかく失敗しても努力あるのみ

大学を卒業してすぐの20代でも、才能のある人は利益を積み上げていきますが、僕はそうではなかったです。

 

どちらかというと、下方リスクばかりを気にして、証券会社からのレポートを読んでばかりいました。情報だけ仕入れて、実行できないよくありがちな状態です。

 

ただ、経験しなければわからないし、どうせ若手なら損失を出してもクビまでいかないだろうと思い。投資理論を勉強して、数値シミュレーションをして行動をしました。

 

当時は、夜中まで会社のシステムや情報端末を使い倒すほど努力しました。そうすると、成果が出てきてきました。

 

30代前半で数千億円規模の資産をマネジメントする

プレイヤーとして実行しまくった20代から30代になると、数百億円から数千億円規模の資産をマネジメントすることになります。

 

そもそも、僕は普通です。いや、普通なことを認識しているから型破りができるのかもしれません。

 

30代でも基本的にはやることは同じで、基本的な投資理論に基づく資産運用で試行錯誤を繰り返します。ただし、この頃になると、効率性が出てきますので効果的な努力がなんとなくわかってきます。

 

30代後半で起業やファンド創設する人もいる

とはいえ、30代まで順調に機関投資家として過ごせたのは、ぶっちゃけ運が良かったというのもあると思いますが、それも努力もおかげだと思っています。

 

40代になる前に、もう一度新しいことしたいと考え、起業しました。才能よりも努力である程度のレベルにいける体験が背中を押してくれましたね。

 

SNSの世界は有象無象なので信じない

僕の周りにも、ファンド創設やベンチャー企業を起こしている人がいますが、総じて死ぬほどの努力家ですね。

 

脳内は、24時間365日ずっとビジネスやマネーのことを考えている感じで、寝ながらも脳だけは稼働しているのでは?と思わせる努力家です。

 

そして、仮に天才や奇才じゃなくても、努力したら成果は出るものです。成果を出す人は、努力を継続できる人です。

 

SNSで才能とかセンスが大切とかいう発信は気にしなくていいと思いますね。なくても、成果は出ますから。僕は実証済みです。

 

資産運用で成果を出す方法は、努力して好きになる

メンタル面を中心に書きましたが、努力は必須です。そして、努力して(小さくても)成果が出ると、好きになります。

 

この好きになるのが大切です。

 

努力できない理由は、納得感がないから

僕が、20代前半の情報だけ仕入れてなにも努力せずに実行できなかった理由は、「損失を闇雲に恐れていたから」です。

 

振り返ると、『損失 = 悪いことで避けたい』しか考えていませんでしたね。自分に覚悟がなかったのもありますが、納得できる判断ができるまで努力をしていませんでした。

 

チーム内のディスカッションの流れを汲み入れて自分の主張にしたこともありましたね。どう考えてもそんな奴いらないなといまなら思いますけど。

 

ただ、時間の限り納得できるまで努力すると、損失は相変わらず嫌でしたが、結果は結果として納得して次にどうすれば良いのかという思考に変化していきました。

 

納得して努力できると成果が出て好きになる

努力して自己判断して結果を受け入れるメンタルになると、だんだんと成果も出てきました。

 

そうすると、不思議なことにだんだんと資産運用そのものが好きになってきます。というか、誰しもにとって、不確かな未来や将来に投資をする行為が公正で合理的なゲームだと気づいたからです。

 

好きになると、努力の負荷が格段に減ります。好きこそものの上手なれで、ゲームにハマる感覚に近くなり、努力のエンジンが一段回上る感じですね。

 

努力 × 納得感 = 成果 ⇒ 好きになり、苦のない努力になる

個人的思考ですが、『資産運用に限らず、継続的な努力をできる人であれば、一定の成果は出る』と思います。

 

でも、継続的な努力をできる人が少ないんです。納得感や環境などもあり、努力するまえに「何かと理由をつけて」投げ出したり、やめるという状況になりがちです。

 

しかし、成果とかを正当に評価され、納得して努力できる環境なら、成果の好循環にハマり好きになり、苦のない努力ができ、大きな成果を残せるかもしれません。

 

結局、資産運用で成果を出すのは、才能なんかよりも努力なんです。