資産運用で重視すべきは『経験を積む』と『知識を蓄える』です

資産運用で『経験を積む』と『知識を蓄える』で迷っている人は多いと思います。

「資産運用をはじめたいけど、とにかく投資をして経験を積むべきか、事前にしっかりと知識を蓄えてからにするべきか…。経験が大切という話も聞くけど、知識がないと知らずに大きなリスクを負う可能性もあるだろうし…いったい何が正解なんだろう?」

資産運用歴は、機関投資家と個人投資家で15年以上あります。金融機関に勤めているときは数千億〜数兆円のポートフォリオをマネジメントしていました。

新卒で金融機関に勤めたときから資産運用をしており、今では資産運用からの収益(リターン)が安定的に大卒1年目の年収をちょっと超えるくらいになりました。

プロ投資家(機関投資家)と個人投資家の経験から客観的な事実を共有します。


資産運用の『経験を積む or 知識を蓄える』を考えても無意味

結論は、「どっちも重視」です。

身近な言い回しだと、

  • 鶏が先か卵が先か

を考えるようなもんですね。平たく言えば、『ニワトリとタマゴのどちらが先にできたのか』という問題ですが、ほとんどの人にとってはどちらでもいいだと思います。

『経験』と『知識』のどちらを重視するかを考えて答えを出そうとする労力が無意味で無駄ということです。

資産運用で重視すべきは『経験』と『知識』の両方です

経験を積むを重視すべきか? 知識を蓄えるを重視すべきか?

こういった議論は不毛で、その答えは“両輪として稼働させよ”です。

経験だけでは資産運用の成果は上がらない

資産運用を15年以上継続していますが、毎年、毎年、壁にぶつかりますので悩みのタネは尽きませんが、その都度、自分で判断して実行しながら走り続けています。

そのおかげで、リターンは右肩上がりで上昇中なのですが、運用額が10億円にも満たないのでまだまだ上を目指さなければいけません。

僕はブログに資産運用関連の記事を書いているので、たびたび振り返るのですが、過去の経験からのみで判断していません。かならず、投資理論としてはどうなのか?を確認します。

なぜなら、直近20年の大きなイベントでも、米国同時多発テロ、イラク戦争、サブプライム・ローン、リーマン・ショック、東日本大震災、ブレグジットショック、自然災害等々がありました。

ですが、

すべて過去に経験したことがない想定外のイベントばかりで、それらに対応するには経験以外のモノも必要なのです。

僕が運用成果を向上させた方法

とにかく、『想定外をなくす』のです。

現実には、想定外をゼロはできませんが、さまざまなケースを想定して、対応方法を考えておくのが大切。

別に何かに記載して残しておく必要はありませんが、”風が吹けば桶屋が儲かる”のようなストーリーを日々考えておく頭の体操ですね。

ほとんどの想定は役に立ちませんが、複数の想定を保持しているは精神的に安定しますし、幾つかは実際に実行できるアイディアになりえます。

“気づき”を得られる瞬間がある

想定外をなくすような頭の体操は、投資理論と組み合わせて対応方法を考えるとよいですね。

僕の感覚なのですが、頭の体操を継続していると、ふと”気づき”を得られる瞬間があります。これは画期的な投資手段を思い付くのではなく、

  • 〇〇資産を組み込んで資産配分すればリスクの低減とリターンの向上ができるのでは?
  • もしかして、金利リスクよりも信用リスクを受けられるのでは?

などですね。

なんでもっと早く気づかなかったのかと萎えますが、成長した証拠です。

オススメは『数値シミュレーション』です

僕のオススメは、数値シミュレーションです。モンテカルロ・シミュレーション(乱数シミュレーション)をするのがよいです。

数値シミュレーションと言われると、急にハードルが高くなるイメージを持たれますが、エクセルでかんたんに構築できます。

シグマインベストメントスクールが無料で提供する「エクセルを使ったモンテカルロ・シミュレーション」も参考になります。

当ブログでも数値シミュレーションの記事がありますが、数値化して図式化するために経験を踏まえたオリジナルの想定と投資理論に基づいた結論が得られます。

機関投資家をしていたので、続いた

資産運用で成果を伸ばせているのは、「機関投資家で鍛えられた」からだと思います。

機関投資家は、出資者からお預かりした資金を増やしてお返しするのが仕事です。お金が直接絡むので、シビアでとてつもなくストレスを抱える反面、結果がはっきりするのでもやもや感はすくなかったですね。

要するに「投資の壁 ⇒ 自己判断して実行 ⇒ 結果を投資理論で分析して蓄積 ⇒ 経験が積まれる」を効率的に回していました。個人投資家の今も同じですね。

機関投資家は高額な報酬も得るので、収入も増えましたね。

特定の有名人に依存しない

さまざまところで書いていますが、経済誌やテレビ番組に出演している経済評論家などの意見を鵜呑みにして依存しないようにしましょう。

彼らの予想がハズレても責任は取ってくれません。損失分を補填もしてくれません。言い方は悪いですが、彼らの目的は、経済誌から払われる原稿料とテレビ局からの出演料です。

経済誌に記載の文章が面白ければ評判になりますし、テレビ番組でのコメントがウケれば出演数も増えるでしょう。そこに、投資や資産運用に関する文章やコメントが当たっていたのか外れていたのかの検証はないでしょう。

少し脱線しましたが、『経験』と『知識』は他人に依存しても鍛えられません。

資産運用の経験を積んで知識を蓄えたい方向けのアドバイス

資産運用を頑張りたいけど、、、なるべく楽したいなという人向けのアドバイス。

  • 楽したい気持ちがあるうちは資産運用はしないほうがいいです
楽したい気持ちがより効率的で合理的な方法を試行錯誤する方向に進めばいいですが、努力しないで楽する方向に進んだ先は地獄です。
なんでもやり始めがいちばんシンドイんです。そこを抜けるとだんだん慣れてきます。

知識を得たら小さく試して経験を積む

小さな成功を繰り返す。

知識を得たり、経験を積むのは小さく試すのがコツです。成功も小さいですが、失敗も小さいです。

成功も重要ですが、失敗も大切な経験です。失敗原因を投資理論で分析するとよりよいです。きっと、投資理論で説明がつかない事象もありますが、そこが独自理論の出発点になるかもしれません。

経験と知識で楽しい資産運用ライフを続けましょう!!