知り合いに夫が外国人で妻が日本人の国際結婚した夫婦がいます。

結婚当初は、海外と日本の別居婚でしたが、子どもを授かり夫の母国に移住することになりました。日本で長年続けてきた仕事も退職して、慣れない海外で育児に奔走していました。

数年後、育児も落ち着き、海外生活にも順応してくると今度は時間を持て余すようになります。近所には、海外赴任している家族もおり、日本人の友人もできたのですが海外赴任は期間が決まっていることが多く、日本に帰国する前提のため同じ境遇とは思えない空気があったそうです。

そこで、彼女は一大決心をして、ビジネスを初めることにします。現地企業で働くことも考えたのですが、夫が日本語に堪能なため家族内では日本語で話すことが多く、現地の言葉を流暢に話せない状態でしたので採用されるのが難しかったそうです。

このまま就職活動を続けるよりも自分でビジネスをする方が早いと判断したのです。そして、そのビジネスが『日本の保育と幼児教育』でした。

彼女は、日本で保育士と幼稚園教諭の経験が長く、海外でも日本式が受け入れられるとの確信があったそうです。僕には日本式が海外と何が違うのかはわからないのでビジネスの詳細は不明です。

ターゲットは現地の富裕層へアフタースクールのひとつとして募集したのですが、日本人の海外赴任している子どもの親からも、日本への帰国後に困らないようにという理由で問い合わせが来たようです。

当初、彼女は現地の大卒の初任給くらい収入があれば大成功だと夫に伝えていたのですが、夫からは、「絶対に無理、収支がトントンになれば万々歳」と言われたそうです。

ところが、今では大卒の初任給をはるかに超え、3つの教室を運営するまでになっています。その期間も、ビジネス開始からなんと5年足らずです。

彼女を若い頃から知っていますが、公務員として働いておりビジネスセンスが飛び抜けていたとはお世辞にも言えない人柄ですが、とにかく行動力は人一倍ありました。

夫の母国に移住する際も、退職金を含めた資産をどうするべきかを相談されました。僕はすぐに使うお金でなければ、全世界へ投資するインデックス投資をオススメしたら、すぐに口座開設して行動に移しました。

結果的に、インデックス投資の利益を元手にビジネスをスタートすることができたので感謝されましたが、厳密には僕がリスクを取ったわけじゃなくて、本人の判断で投資をしたので感謝する必要もないのですが。

ここまで、長々と書きましたが、海外においても日本と同様に行動することが重要なんだと思ったのです。異国の地でビジネスにチャレンジするのは日本でビジネスをするよりも何倍も勇気が必要です。

きっと、すべてが順調ではなかったはずですが、とにかくやり続けた彼女の行動力は悩んで立ち止まっていてもしょうがないと思わせてくれます。